令和4年1月19日、能代市議会臨時会が開会され、重要な議題が議論された。
主な議題としては、令和3年度能代市一般会計補正予算が含まれる。市長の齊藤滋宣氏は新型コロナウイルスの影響に関して説明し、感染者が増加している現状を報告した。市職員の感染も認められ、対応策が求められる。
特に、補正予算案は住民税非課税世帯等の特別給付金事業や新型コロナウイルス感染症への対応を中心に組まれている。この補正は総額16億8439万7000円にのぼり、一般会計の総額は340億479万1000円となる。
また、補正予算の内訳としては、住民税非課税世帯への給付金や、保育士等の処遇改善のための補助金が計上されている。この措置は新型コロナ禍の影響を受ける労働者を支援するもので、特に幼稚園や保育所のスタッフが見直される。
市民福祉部長の畠中徹氏は、保育士等の処遇改善を図る理由について、賃金水準を引き上げることを目的としていると説明した。この施策によって、現場で働く人々がより良い待遇を受けられることを目指している。
加えて、農林水産業への支援も重要なテーマとなる。農林水産部長の工藤力氏は、農業経営継続支援事業費について、新型コロナウイルスによる市場への影響に対する支援策を説明した。特に、令和3年度産米の減収に対し、事業者への助成金を支給する内容であることが示された。
議会は今後数日間、関連の質疑を行う予定であり、特に新型コロナウイルスに対する対策や財政の安定化に向けた措置が重要視される。市民の理解と協力が求められた会議であった。