令和2年3月13日、能代市議会定例会が開催された。
今回の会議では、一般会計補正予算が重要な議題として取り上げられた。
議事日程には、議案第39号令和元年度一般会計補正予算と議案第40号令和2年度一般会計補正予算が含まれていた。
最初に議案第39号が審議され、総務部長の淡路誠氏が説明を行った。
この補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策に伴う支援を目的としている。
具体的には、歳入歳出に251万4000円を追加し、総額を283億4171万4000円と定める。
歳入としては、国庫補助金や財政調整基金などが追加され、歳出では児童福祉や商工支援が計上された。
質疑の時間では、多くの議員からの質問がなかったことが確認された。
その後、議案第40号令和2年度一般会計補正予算が議題に上がった。
こちらも総務部長の淡路誠氏の説明があり、2387万4000円を追加し、278億9978万4000円に達することが述べられた。
新型コロナウイルスによる影響を受けた分野に対して、特別な支援措置が取られることが期待されている。
質疑を求めた際、安岡明雄氏が市独自の支援策の周知を求めた。
これに対し、環境産業部長の吉岡康隆氏が、関係機関との連携を強調し、的確な情報提供と相談体制の構築を表明した。
安岡氏は、早急に対応するよう要望し、今後の国や県からの支援にも着目しながら市の対応を進めていく重要性を訴えた。
会議はその後、両議案とも各委員会に付託され、今後の審議に期待が寄せられている。