令和元年10月2日、能代市議会では定例会が開催された。
この会議では、令和元年度能代市一般会計補正予算の承認が主要議題の一つとなっている。特に、道の駅ふたついの水源問題について注目が集まった。
安井 和則議員は「安定した水供給の見通しはどうなっているか」と質疑を行った。市当局からは「現在、水質や地質の調査を進めており、近隣の民間施設から水を供給しているが、新たな水源の確保が必要」との説明がなされた。これに対し、さらなる具体的な施策の必要性が求められた。
また、成年被後見人等の権利制限に関する条例の整備についても議論が行われた。この法律の施行に伴い、当局からは「今後は能力に応じた評価を行う方針となる」と説明され、実際の運用方法について質疑が続いた。
議案第62号については、災害弔慰金の支給に関する条例の改正が行われ、いかなる基準で支給が行われるのかという点が強調された。また、能代山本広域市町村圏組合規約の変更についても、し尿処理を効率的に行うための措置として重要視されている。
さらに、令和元年度の特別会計補正予算についても報告があり、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計の補正が提案され、健全な財政運営が求められる。
状況に応じた適切な投資と財源の効率的な運用が、市議会において常に議論され続けている。また、議会基本条例の策定に向けた検討が進められ、議会運営の透明性や効率化が期待されている。
最後に、消費税10%引き上げの中止を求める意見書の提出に対する意見もあり、地域経済に与える影響が懸念される中での議論が行われた。賛成する意見が多く、国に対しての明確な姿勢が求められることとなった。