令和元年9月能代市議会定例会が開催された。
議長の渡辺優子市議は、本日出席する議員が19名であることを報告した。
議事日程は日程第11号として定められ、議事はスムーズに進行する。
最初に、会議録署名議員として13番の藤田克美氏と16番の安井和則氏が指名される。続いて会期についての提案があり、本定例会の会期を30日間、つまり本日から10月2日までとすることに異議がないとの確認が得られ、正式に決定された。
次に、諸般の報告が行われ、委員会の活動や以前の決議事項についての進捗が示される。その後、齊藤滋宣市長が壇上に立ち、提出議案に対する説明を開始した。
市長は、昨年の能代消防署員殉職事件について言及し、遺族への哀悼の意を表した。
消防団の活動状況についても触れ、人口減少の影響で継続が難しくなっている現状を指摘し、再編計画の策定を図る意向を示した。
また、指定管理者制度の見直しや、まち・ひと・しごと創生の総合戦略についても報告があり、地元団体からの提案を踏まえた具体的な取り組みの進展に期待が寄せられた。
さらに、能代北高校跡地の利活用や東能代中学校跡地の将来的な整備についての検討状況、女流本因坊戦の開催準備に関する話題が盛り込まれる。
また、「科学自然都市協創連合」の設立について、地域振興へ寄与することを目指し、他地域との連携を強調した。
加えて、市の健康増進法及び受動喫煙防止についても説明があり、公共施設内を原則禁煙にする取り組みが計画されている。市長は市民の健康を守るための努力を誓った。
その他、洋上風力発電の拠点化に向けた動きや、東京2020オリンピックに向けたホストタウンの取り組みも議題に上がり、市の国際的な交流促進へ期待が集まっている。
最後に、令和元年度一般会計補正予算案が提示され、総額280億9800万円となることが告げられ、議会に適切な決定を求めた。
全体を通して市の様々な取り組みに関する詳細な説明がなされ、議員たちは各議案についての審議に臨むであろう。