令和5年3月24日、能代市議会は定例会を開き、複数の重要議案を審議した。
まず、能代市浅内財産区特別会計補正予算が原案通り可決された。歳入歳出予算に592万3000円が追加される。この補正予算は財政の安定を図るためのものであると針金勝彦総務企画委員長が報告した。また、檜山財産区特別会計補正予算についても、同様に原案での可決が決まった。こちらは521万7000円が追加されることとなる。
次に、文教民生委員会による国民健康保険特別会計補正予算案にも触れ、その歳入歳出がそれぞれ1489万8000円減額されると報告された。大高翔文教民生委員長は、保険給付費の減少要因について新型コロナウイルスの影響を指摘。居宅介護サービス等の減少が背景にあり、多くの議員が関心を寄せていた。
産業建設委員会では、簡易水道事業特別会計や浄化槽整備事業特別会計の予算も原案通り可決された。落合範良委員長は、こちらの補正予算においても、適切な資金の振り分けがなされていることが重要であると強調。全ての議案が賛成多数で可決された。
また、新型コロナウイルスの影響で特別授業の補助など、様々な分野での経済的支援も決まる。生活支援策や次年度の計画について市長からも説明があり、今後の展開に市民の期待が寄せられている。
最後に、議会改革調査特別委員会による「タブレット端末の活用」についての調査も行われ、デジタル化を見据えた今後の動きが議論された。これに対し、安岡明雄議員は技術の共有が重要であるとコメントしており、今後の課題解決に向けた意義を総じて模索していく姿勢を示した。