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能代市議会、地域防災と観光開発に関する議論を展開

令和5年6月能代市議会では、消防団の報酬や再造林の重要性が議論され、観光資源の活用も期待されている。
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令和5年6月12日、能代市議会では、地域の防災強化や観光開発をテーマにした議論が行われた。特に、消防団の活動や地域の企業との連携が重要性を増している中で、消防団員報酬の問題や再造林の取り組みが焦点となった。

消防団では、報酬が過去に分団での徴収が行われていたが、現在は個人の口座に直接振り込まれる仕組みに改められた。この変更について市長は、「国からの処遇改善に伴う措置であり、団員への報酬は公平に支給すべきである」と強調した。また、運営に必要な経費は市の予算で賄われているという。

一方、防災面では企業との連携が求められており、中国木材株式会社とは再造林の推進に向けた話し合いが進められている。市長は「再造林の重要性を認識しており、企業が社会的責任を果たすことが期待される」と述べた。

また、洋上風力発電事業に関しては、地域住民に対する直接還元策として電気料金の値下げが期待されるが、市長は「直接的な値下げは難しいが、地域資源の活用による活性化を目指す」と答えた。加えて、風力発電による電力の安定供給が明記され、災害時には電気自動車を利用した支援体制も整備されているとのこと。

次に、リンパ浮腫患者への支援について、治療費の負担軽減を求める声が上がる中、市は実態把握に努める意向を示した。これに加え、若者の地元定着を促進するために、企業に対する正社員化支援の制度についても今後の検討を行うとし、住民が安心して生活できる地域づくりが求められている。

最後には、観光に関連した観点から、市内での歴史的なストーリーを観光資源として活用する方向性が示された。特に榎本武揚の詩や、二ツ井町に縁のある小城市との関連性を深めることで、観光資源の強化が期待される。今後、地域の歴史や文化を生かした町づくりが進むことに期待が寄せられた。

議会開催日
議会名令和5年6月能代市議会定例会
議事録
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