令和3年3月の定例市議会が開催され、新成人の門出を祝う成人式が行われた。式典は新型コロナウイルスの影響を受け、午前と午後の二部制で実施された。出席した新成人は1040人に上り、式典の成功を意味する重要な数字となった。今年の成人式は、感染防止対策を講じており、参加者がなかなか自由に動けない中でも盛況を迎えることができた。
議長により開会が宣言された後、成人式に関する一般質問が続いた。竹内功治議員からは、半田赤レンガ建物の運営や施設整備についての質問が上がり、特に、経営主体の変更やコロナ禍における集客数の課題、観光プロモーションの取り組みが焦点となった。
市民経済部長の滝本均氏は、今年度から新しい運営主体となった株式会社トヨタエンタプライズの取り組みについて言及。管理運営の改良やコロナ禍におけるイベント展開について説明した。来年度の訪問者数を52万人と設定し、レストランやショップの強化を図っているとの内容を伝えた。
また、成人式に参加した新成人からは「まちなか成人式での祝福が嬉しかった」との声が寄せられたことも強調。市民有志グループが協力して行われたこの取り組みは、新成人の記憶に深く残り、地元との絆を強める形となった。