半田市は令和2年5月14日に臨時議会を開催し、議案36号から42号まで多くの予算案を審査した。
議案第36号は、令和2年度一般会計補正予算第3号に関して報告がなされ、特にマイナポイント事業について質疑が行われた。総務副委員長の坂井美穂氏は、「市民理解が進まない」と指摘し、市は市報やホームページを通じた広報を強化すると答えた。
次に、議案第42号と議案第43号についても活発な議論が展開された。中川健一議員は、事業継続緊急支援金の支給基準について疑問を呈し、申請額が増えた場合の追加補正についての考えを市に問いかけた。市は、財政バランスを考慮して予算の範囲内での実施を示唆した。
議長の石川英之議員が辞職し、新議長に沢田清議員が選出された。新議長は、「市民生活の向上に努めていく」との抱負を述べた。また、副議長には澤田勝議員が選任され、組織の新たな体制が整った。新型コロナウイルスの影響を受ける中、半田市は引き続き支援策を進めていくことを強調した。
会議は多くの選任議案や報告におよび、議会運営は円滑に進められた。特に水道事業関連では、経済的な負担軽減策としての水道料金の基本料金の見直しや、施策が市民にとって如何に効果的であるかが審議の焦点となった。行政は、各種制度を活用して市民への支援を充実させる方針を明らかにし、今後の停滞を阻止する意向を示した。