令和元年12月4日、半田市の定例会が開催され、企業誘致や渋滞対策に関する議論が交わされた。
これまでの企業誘致による雇用創出は約1,500人に達しており、半田市の経済に寄与しているとされる。しかし、急増する雇用者に対して、交通渋滞の問題も無視できない。特に、衣浦大橋周辺では渋滞問題が深刻化しており、地元企業の動向を的確に把握し、渋滞緩和策を積極的に講じることが新たな課題となっている。
また、半田市のメタボリックシンドロームの該当率は県内で最も高く、健康寿命を延ばすための取り組みが急務である。特に、特定健診とがん検診の受診率を向上させるため、ナッジ理論を活用することが提案された。例えば、健康診断を一緒に受けられるようオプトアウト式の案内を行うことなどがその一例とされる。
このような健康促進施策に加え、ひきこもり支援についても具体的な方策が求められている。相談窓口の明確化や家族会の設置など、家族支援の体制を整えることが重要で、今後の職員の協力が期待されている。
市では、今後も企業誘致や健康問題、ひきこもり対策を含め、幅広い市民ニーズに応じた施策の強化を図っていく方針だと述べられた。