令和元年の定例会が開催され、さまざまな議題が取り上げられた。
中でも芳金秀展議員は、持続可能なまちづくりに必要な開発目標(SDGs)の活用について質問。
彼は、「未来の半田市を持続可能にするためには、SDGsを基にした政策が必要であり、地域の強みを生かして政策形成を行うべき」と主張した。さらに、自治体が積極的にSDGs未来都市に提案することの重要性も強調した。
また、食品ロス削減推進法についても質問があり、行政の取り組みが求められた。市民経済部長の滝本均氏は、家庭から出る食品ロスについて、啓発活動や広報活動の重要性を認識し、具体的な取り組みを進めていると述べた。
さらに、介護支援ボランティア活動の重要性も指摘され、高齢者が地域で協力し合える社会を作ることが求められた。
また、東京2020オリンピック聖火リレーについても活発な議論が展開された。市民参加型のセレモニーの開催や、オリンピックの記録を次世代に伝える施策が重要視され、その具体的な実施方法についても検討されるべきとの意見があった。
公園の禁煙化について、岩田玲子議員が取り上げた。幼児や児童が遊ぶ公園において、電子タバコの吸い殻が散乱する現状は大変危険であるとの見解が示され、子供を守るために禁煙エリアの拡充が求められた。建設部長の大山仁志氏は、「すべての公園を禁煙にすることは考えていないが、遊具施設周辺は禁煙にする」と述べた。
この議論を通じて、さまざまな視点から市民の安全や持続可能性の向上という観点から意見が交わされた。地域の特性や住民のニーズを反映した施策が求められており、今後の取り組みが注目される。