令和4年9月8日に開催された定例会では、複数の議案が可決された。議案は全て原案通り承認された。
初めに、議案第61号から第69号までの9件が一括で審議され、それぞれの委員長から報告が行われた。総務委員会の副委員長、中村和也氏は、補正予算に関する議案について詳細に説明した。病院建設に伴う費用については、企業債を発行することで対応し、十分な経営シミュレーションを行ったことを強調した。
続いて文教厚生委員会の報告では、介護福祉空間整備に関する補助金の返還の理由について質疑が行われた。水野尚美議員は、今年度中に補助金が発生する可能性について尋ね、担当者は来年度も申請可能であると回答した。また、生活困窮者支援団体の活動に対する補助金についても質問があり、申請団体が増加していることを報告した。
そして建設産業委員会からは、新病院への自転車利用を促進するための道路改良工事の状況が報告された。道路の勾配についても考慮し、より利用しやすい道づくりを進める意向が示された。さらに、各会計の決算認定に関する詳細な説明も行われ、令和3年度の決算状況が紹介された。特に一般会計は487億円の歳入に対し457億円の歳出があり、黒字決算となった。
鈴木健一議員は、決算書に対して複数の質問を行い、それに対し各部長が回答した。高齢者運転免許自主返納促進事業についての質疑では、タクシー利用券の金額が他市町と比較し高いことが反映されているとされ、さらなる検討は行われていないことが明らかになった。生活保護においては、親族への照会が困難な場合、実施しない方針が強調された。議会は、以上の内容に基づき、各議案の審査を行った後、順次可決し散会となった。
今後の問題解決に向けた取り組みとして、地域福祉の充実や医療環境の改善がますます求められる中で、議会ではこれらの重要な議案が通過したことが注目される。