令和4年3月定例会が開催され、施政方針が示された。
市長の久世孝宏氏は、新型コロナウイルス感染症への対応として、ワクチン接種を進めることの重要性を述べた。昨秋に感染者数が一時落ち着いたものの、オミクロン株の影響で再び増加しており、引き続きワクチン接種を全市的に取り組んでいく必要があると強調した。
施政方針では、令和4年度の予算についても触れられた。新年度予算は過去最大規模の約431億6,000万円で、対前年比9.7%の増加を見込んでいる。市税収は堅調で、特に市民の生活支援と経済活動の復活が求められると述べた。市長は、今後も市民と協力しながら経済活性化に努める姿勢を示した。
また、施策には教育や公共施設の更新整備についても言及があった。特に、次代を担う子供たちに対し、夢や目標を持たせることが重要であるとし、「幸せになるための教育を考える会議」を設置することを公表した。さらに、看護師の配置と設備工事を通じて医療的ケア児への支援体制を強化する意向を示した。
市長は、市制施行85周年を記念し、オール半田での祝賀行事も計画中であることを述べた。この機会を通じ、市民の誇りをさらに高める取り組みにも期待が寄せられている。