令和3年度の定例会で、一般質問と多个議案が審議された。特に、市政に関する一般質問では、若い世代の新型コロナウイルスワクチン接種状況が焦点となった。
議論の中で議員からは、接種券の発送や予約枠の空き状況について、住民が求める早期の対応が必要であるとの意見が出た。このことに対し、健康子ども部長の竹部益世氏は、接種券は60歳以上に発送済で、希望者に対してできるだけ早く接種を完了したいと述べた。
また、一般質問では、久世市長の公約の具体性についても批判の声が上がった。中川健一議員は、その公約が市民による検証が難しい内容であると指摘し、具体的な施策が求められると強調した。これに対して、久世市長は、政策には未来志向が必要であり、狭くはなく広範な視野を持った取り組みが重要と述べた。
さらに、子どもへのマスク着用が続く日常が、発達に影響を与えているとの懸念が表明された。教育長は、マスクを外すタイミングは状況に応じて適宜判断する旨を述べ、教育現場での注意が必要であることを強調した。
このほかにも、飲食業界への長引く自粛要請が与える影響に関する質問が多く寄せられ、業種支援策の強化が求められた。そして、次年度の地域振興券の配布などが話し合われ、市民の生活支援への対応が今後の課題として認識された。全体として、会議では市民の生活と健康を守るための取り組みが強調され、次の対策へ向けた計画が重要視された。