令和3年6月29日、山梨市議会は定例会を開会し、様々な議案を審議した。
本会議では山梨市監査委員の就任挨拶があり、古谷勇監査委員が「市民目線で公正公平に努めます」と述べた。
続いて、常任委員会委員長からの報告では、4件の議案が全会一致で可決された。具体的には、特別職職員の報酬改正、国民健康保険条例の改正、都市公園設置及び管理条例の改正、さらには学校体育館等の開放に関する条例改正などが含まれた。
特に、議案第44号の改正においては「監査専門委員を設置し、専門性を強化するための措置」との説明があった。市の方針に基づいて、高い専門性と経験を有する監査委員が選任される見込みである。
また、令和3年度一般会計補正予算については新型コロナウイルスへの対応が中心に据えられている。具体的な支援策として、商工業活性化事業経費において「市民に配付する商品券の作成」が進められているが、その詳細は「8月中旬から利用可能」との説明もあった。
さらに、議員提出の議案、第1号では議会規則の一部改正が提案された。議員の欠席理由明文化や押印の省略に関する内容で、これにより議会活動の透明性が向上することが期待される。
最後に、市長から提出された議案においては、人権擁護委員候補者の推薦について意見が求められた。高木晴雄市長は「適任と認める」との意見を示され、不在の議員を気遣う声も上がる中、議会の決定が促進されたことが伝えられた。
議会では最後に選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、新たなメンバーが決定された。議長が選んだ候補者が承認され、これに異議なく通過した。全体としておおむねスムーズな議事進行がなされた。