令和5年12月、甲州市議会の定例会が開催され、様々な議案が協議された。会議は午前10時より開会され、出席議員は16人、欠席議員は1人となっている。
まずは、日程第1として会議録署名議員の指名が行われ、廣瀬明弘氏と日向正氏が指名された。続いて日程第2の会期の決定においては、11月22日に行われた議会運営委員会で協議した内容に基づき、異議なく決定された。
日程第3では諸般の報告があり、市長の鈴木幹夫氏から送付のあった議案について、条例案8件、補正予算案7件が述べられた。この中には、特に「甲州市税条例の一部改正」が注目を集めた。
次に日程第4、厚生経済常任委員会の報告が行われた。委員長の平塚悟氏は長野県での行政視察の結果について報告した。南箕輪村での子育て支援策、上田市での放課後児童クラブの運営など、他自治体の取り組みが紹介された。
市長の鈴木幹夫氏は市政の概要として、甲州市の新型コロナウイルス感染症への対応、農業支援、観光促進を重要な施策として強調した。特に、バイパスの事業化やホテル開発の計画についての期待感が述べられた。
また、一般会計補正予算として提案された10億8,548万2,000円の内容は、特にふるさと納税の増加を見込んだものである。議案第79号に関連して、各委員会への審査が付託され、今後の審議に注目が集まる。一方、議案第92号および93号についても補正予算案が提案され、歳入歳出を見直したいとする意図が示された。
最終的に、道の駅甲斐大和施設や健康福祉センターの指定管理者指定に関する議案も提出された。議会は市民への透明性を確保するべく、広報活動の充実にも取り組んでいくとされている。議会の次回は12月7日午前10時から予定されている。