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甲州市議会、クマ対策や水確保策を議論

令和6年6月の甲州市議会では、クマの指定管理鳥獣化や災害時生活用水確保など多くの重要議題が取り上げられた。
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令和6年6月甲州市議会定例会が開催され、重要な質問事項が取り上げられた。特に、クマに関する状態や捕獲政策が焦点となり、荻原 哲也君は、クマを指定管理鳥獣に追加することについて質問した。

荻原君は、クマによる人身被害の増加を受け、この政策がもたらすリスクに言及した。ツキノワグマの絶滅危機を引き起こす可能性がある捕獲偏重への懸念を示し、捕獲と保護のバランスが重要だと強調した。「環境大臣は、環境整備と被害防止への取り組みが必要だと言及している」と述べ、甲州市の見解を求めた。

これに対し、農林振興課長の丹澤 英樹君は、捕獲上限が設けられていることを説明し、今年度の県個体数調査に基づき今後の対策を進める考えを示した。荻原君は、具体的な対策として環境整備や地域住民への知識普及の重要性を訴え、地域全体で取り組む必要性を提起した。

次に、荻原君は災害時における生活用水の確保についても質問を行った。特に、能登半島地震の影響を受け、生活用水の確保が如何に重要かを問うた。上下水道課長の杣野 栄君は、災害時の対応マニュアルと地域防災計画に基づく取り組みを説明した。具体的には、各家庭での水の備蓄を推奨し、市全体での応急給水体制を整えているとした。

また、荻原君は地域内の井戸の利用についても言及。環境課長は、井戸の水質調査の実施状況を説明し、災害時の生活用水協力井戸制度についての理解を深める方針を示した。災害時における水の有効活用が地域においても重要であるとの認識を強調した。

さらに、小中学生の通学路の安全確保について語り、教育総務課長の清水 修君がその取り組みを説明。市内の通学路点検や安全対策が進められ、具体的な数字も交えながら話された。

高野 浩一君は、農業振興活動やスマート農業の推進に関して質問を行った。特に、IT技術やAIを用いた効率化、労働時間の削減方法が注目された。デジタル化による生産性向上が喫緊の課題であるとされ、共に実施していくべきであると強調した。

また、子育て支援や保育料無償化について話題が及び、子どもたちの強い基盤を作るための施策が求められていることが分かった。市長の鈴木 幹夫君は、就学援助の拡充や保育環境の向上についても言及。特に、若者世代への手厚い支援を強調した。

議会開催日
議会名令和6年甲州市議会6月定例会
議事録
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