令和4年12月21日、山梨市議会は定例会を開催した。この日は午前10時に山梨市議会議場で開かれ、議題が進められた。
出席した議員の数は16名であり、定足数に達したことにより会議は開かれた。議案の審査なども行われ、議案第72号から第97号まで、合計26件の議案について審議が進められた。
特に注目された議案第73号は、山梨市個人情報保護法施行条例についてのものであった。反対討論で、日本共産党の糠信平議員は、情報化社会における個人情報の重要性を強調し、画一的なルールの設定による地方自治体の権限侵害を懸念した。これに対し、賛成討論を行った深沢敏彦議員は、法律改正に伴う整備が必要であると主張し、その重要性を語った。
また、議案第97号では、甲府市とのやまなし県央連携中枢都市圏形成に係る協議についての提案があった。意見は分かれ議論が交わされ、地方自治体の連携の重要性が再確認された。その結果、関連する議案は賛成多数で可決された。
会議の終了後、市長の追加提出議案も承認される運びとなり、令和4年度山梨市一般会計補正予算(第8号)が議決された。その内容は、過日成立した国の補正予算に基づくものであり、物価高騰に対する支援策が含まれているとの説明がなされた。
議会の進行については、木内健司議長が務め、各議案に対して活発な質疑や討論が繰り広げられた。議会は午前11時07分に閉会の運びとなった。今後の議会運営においても、議員同士の意見交換が求められることだろう。