令和4年6月28日に山梨市議会定例会が開催された。
本日は定例会の重要な議案が議題となり、賛否の議論が行われた。特に、令和4年度山梨市一般会計補正予算(第1号)及び日本政府に「核兵器禁止条約」の署名・批准を求める請願についてが焦点となった。
山梨市市長の高木晴雄氏は、追加で提出した議案の中で人権擁護委員候補者の推薦について提案し、議会の意見を求めた。
これに対し議員は意見を交わし、適任者としての評価がなされ、了解を得た。
議案第42号となる令和4年度山梨市一般会計補正予算では、特に公共施設のLED化に伴う債務負担行為に関して、議員の間で意見交換が活発に行われた。
三枝正文議員が提出した修正動議は、結果的に否決された。これについて岩崎友江議員は反対討論を行い、議案が持つ潜在的なリスクを指摘した。議員は今回の提案において無駄を省く必要性を強調した。
続いて請願第1号では、「核兵器禁止条約」の署名・批准を求める意見が出された。糠信平議員は、核兵器が持つ危険性を指摘し、国に対し強い姿勢での取り組みを求めたが、やはり議会の中で見解が分かれた結果、請願は不採択となった。
また、会議の中では議長の辞職と新しい議長の選出も行われた。辞職したのは前議長の矢崎和也氏で、木内健司議員が新たに議長に選ばれた。新議長は、市政の発展に向けて全力を尽くす旨を表明し、議会運営の円滑化に努める意気込みを示した。
議事の進行が円滑に行われる中、最後には副議長の土屋裕紀議員の辞職が伝えられ、副議長には村田浩議員が指名された。新たな副議長もまた、議会の進展と市民福祉の向上を目指すと述べた。
最終的には全ての議案が採決され、大半が原案通り可決された。この会議における合意形成の過程は、今後の市議会運営においても重要な教訓として記録されることとなる。