令和5年12月22日に山梨市議会定例会が開催された。
本日は多くの議案が上程され、その中には重要な予算修正案も含まれていた。
議案第98号に関しては、山梨市一般会計補正予算(第4号)の承認が全会一致で決定されるなど、議会の中での合意形成が進んでいる様子がうかがえた。これにより市の財政健全化が期待される。
また、議案第105号の山梨市簡易水道条例の一部改正案に対する質疑では、反対意見が上がった。糠信 平議員は、料金引き上げの理由が赤字経営に基づいているとし、老朽管の修繕など市の一般財源で負担すべきとの見解を示した。水道料金の負担が市民生活に影響を及ぼす可能性を懸念し、慎重な対応が求められている。
一方で賛成意見も存在し、遠山 雄二議員は水道事業が市民の健康を守るライフラインであるとの視点から、料金引き上げが必要性を強調した。特に、経営の健全性確保に向けた運営の在り方が議論の焦点であった。
複数の予算関連議案も審議され、特に大きな議案として、議案第126号の令和5年度山梨市一般会計補正予算(第7号)が上程され、これは物価高騰への対策として7万円の支援金給付が含まれており、高木 晴雄市長はこの予算の重要性を訴えた。他にも公共施設のLED化事業が進められており、環境への配慮も示されている。
請願第4号では、「保育士配置基準改善と賃金引き上げを求める意見書」が全会一致で採択された。これは保育士の労働環境改善への強い要望が反映されたもので、市議会全体でのサポートが確認された。
議会は市民の生活を支える多くの重要な課題について真摯に向き合っており、引き続き市政の透明性を保つことが求められる。今後の対応に注目が集まる。