令和2年3月の山梨市議会定例会第2日目が開催された。
今回の議事では、各種報告や議案の審議が行われた。当日は全16名の議員が出席し、定足数を満たし、円滑な進行が期待された。特に、山梨市教育ゆめ基本条例の議案が大きな議題となり、重要な議会の一部を担った。
議長である武井寿幸氏は、議案第1号について「本条例は、教育事業に必要な資金を集めるために制定されるものである」と強調し、元教員の寄付が今後の教育振興に寄与することを述べた。この寄付は、夢を持つ子供の育成を目指し、10年間毎年100万円の支援を行うという内容であった。
また、令和元年度山梨市一般会計補正予算(第7号)に関する議案でも、細かな見直しが行われ、歳出の減額が報告された。総務常任委員長の根津和博氏は、「災害復旧事業債については、市道の復旧事業に対応しており、事業費の見直しが行われた」と説明し、財政運営の適正化を図った。
会議の途中には、議長の辞職願が提出され、無事に辞職が承認された。新たに選挙が行われ、三枝正文氏が議長に選出され、議会は新しい方向に向かって進むこととなった。三枝新議長は、議会運営を改善し、議員定数の見直しも検討する考えを示した。
副議長の選挙も行われ、深沢敏彦氏が新副議長に選ばれるという流れも見られた。議会運営委員会の補欠選任や議席の一部変更も無事進行し、審議は順調に終わりを迎えた。
今後、市議会が直面する様々な課題への対応が求められる中で、議員一同の結束が重要視されることとなるだろう。市民の信頼に応えるため、議会は不断の努力を続けていくと期待されている。