令和3年9月山梨市議会定例会が、8月19日に開会した。
開会初日、議事日程が報告され、議案の受理報告があった。
また、議長は出席議員が18名であることを確認し、定足数に達していると述べた。
日程には、山梨市市民憲章の朗読も含まれ、三枝正文議員がその役割を果たした。
議事の進行としては、まず諸般の報告が行われ、市長から提出された25件の議案が上程された。
この中には、山梨市手数料条例改正を含む重要な条例案が含まれ、議会全体の注目を集めた。
市長の高木晴雄氏は提案理由の説明で、山梨市政や最近の取り組みについて触れた。
特に、新型コロナウイルス感染症の対策や、ワクチン接種についての進捗状況が詳細に報告された。
また、市民への生活支援としての商品券配布や、各種支援対策が実施されていることも説明された。
高木市長は、特に生活困窮者自立支援金について、総額が約1億3,413万円に達する見通しであると説明し、観光事業やイベント開催の状況についても言及した。
さらに、ふるさと納税の増加についても言及し、昨年度の総額が約16億8,200万円に達したことから、引き続き寄附促進に努めていく考えを示した。
一方で、議会の運営についても報告があり、議会運営委員会の補欠選任や、新たな委員長の誕生が通知された。
これにより、今後の議会運営が円滑になることが期待されている。
会期は9月17日までの30日間に決定され、日程の確認後、議案の審議が行われ、決算特別委員会が設置されることも併せて報告された。
また、落ち着いた議事運営が出来るよう、各議会の進行に必要な配慮が求められた。
これらを通じて、地域の課題解決へ向けた山梨市議会の姿勢が示されることとなり、次回の会議への期待が高まっている。