令和5年10月19日、韮崎市議会臨時会が開催された。
主な審議内容として、議長と副議長の選挙、各委員会委員の選任、3件の議案の審議が行われた。議長には清水康雄議員が選出され、副議長には金井洋介議員が選定された。
議長選挙では、出席した16名の議員のうち、清水議員が8票を獲得し、見事当選を果たす。新議長となった清水康雄氏は、就任の挨拶で「市民生活の向上に努める」と述べ、その重責を痛感していると語った。
全議員による投票が実施され、副議長選挙では金井洋介議員が全票を獲得した。金井副議長は「市民に寄り添う議会を目指す」と発言し、議会活動への理解と協力を求めた。
続いて、常任委員会及び議会運営委員会の委員選任が行われ、各委員会が順調に決定された。特に文教厚生常任委員会では、議案第74号として提出された「韮崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業に関する条例改正」が審議された。
市長の内藤久夫氏は、改正の背景として「就学前の子どもに関する教育・保育等の総合的な提供の推進に関する法律の改正」を説明し、そのための修正必要性を強調した。質疑は行われず、議案は委員会に付託される運びとなった。
また、議案第75号で韮崎市監査委員の選任も行われ、田原一孝議員が新監査委員として承認された。選挙においては、峡北広域行政事務組合、峡北地域広域水道企業団、山梨県後期高齢者医療広域連合、山梨西部広域環境組合の議員選出が検討された。全ての選挙が指名推選方式で進められたことが特筆される。
最後に、閉会中の継続審査に関する議題が提起され、全会一致で決定された。議会は、今後も市民に寄り添いながらスムーズな運営を続けることが期待されている。