令和3年第2回韮崎市議会定例会が6月3日に開会した。
会議は、議員16名が出席し無事に進行した。議会事務局長の今福治氏が最初に、小林恵理子議員への特別表彰を伝達することが報告された。小林議員は、25年にわたって市政の発展に努めたとして表彰状を受けた。また、浅川裕康議長と宮川文憲氏も感謝状を贈呈された。
議長の浅川裕康氏は挨拶の中で、依然として新型コロナウイルス感染症の収束が見えないことを指摘。ワクチン接種の進捗状況を報告し、65歳以上の高齢者の接種が進んでいる様子を説明した。特に、ワクチン接種が市民生活の維持と経済の発展に重要であると強調された。
次に、会期の決定について議題とされた。議会運営委員長の一木長博氏は、令和3年第2回定例会の会期が6月3日から21日までの19日間とすることを報告、異議なく承認された。これにより、議会は提出された予算や条例についての審議を進めることとなる。
市長の内藤久夫氏は、所信表明で新型コロナウイルス対策について言及し、ワクチン接種の進め方や市民への様々な支援策を強調した。特に、低所得の子育て世帯への給付金支給や、観光業界への支援策が言及された。市長は、地域経済の発展を維持するための取り組みとして、商品券の発行拡大や、ワクチン接種の無料送迎バスの運行を提案している。
議会の運営をめぐっては、各委員会が提出された議案について慎重に審査・審議が行われる必要性が強調された。議員たちは引き続き、地域経済の発展と市民生活の向上に向けた取り組みを注視することが求められている。定例会の次回は、一般質問を行うため、6月14日に再開される予定である。