韮崎市議会は令和4年6月15日に定例会を開催し、様々な議案および報告事項について審議を行った。
主な議題として、令和3年度の一般会計補正予算に関する専決処分の承認を求める案件が取り上げられ、内藤久夫市長が予算補正の理由を説明した。一般会計補正予算(第8号)は1億6,677万円の追加であることが示された。
報告第3号では、後期高齢者医療特別会計それに関する補正額が1,965万3,000円であることを伝え、次いで報告第4号においては青木御座石財産区特別会計の補正について、157万5,000円の減額を報告した。これらの報告に関して、質疑を通じて議員の理解が深まったことが予想される。
また、韮崎市国民健康保険税条例の改正案も議題に上り、市民生活課長の説明によれば、基礎課税額を63万円から65万円に引き上げる内容が含まれている。小林恵理子議員は、この課税限度額の引上げに対し、毎年の負担増加が市民にとって大きな影響を及ぼすとの懸念を表明した。市民生活課長は、この改正が対象に与える影響について、昨年の所得に基づく試算を示し、37世帯が約72万6,000円の増加、さらに他の世帯も影響を受けることを説明した。
さらに、議案の中には、新型コロナウイルス感染症影響に対する介護保険料の減免規定も含まれており、市長はこの取り組みの重要性を強調した。これに関連して、令和4年度の一般会計補正予算(第2号)として6,680万9,000円の追加が承認された。
特に重要なのは、議案第46号「鳥の小池配水池築造工事」に関する請負契約の締結で、契約金額は2億790万円に設定された。また、消防ポンプ自動車の購入契約に関する議案も承認され、市の防災能力の強化に向けた対応が進んでいることも注目すべき点である。
今後も、各議案に対する審議が続く中で、韮崎市のより良い行政運営が求められていく。市民との対話を重視し、課題解決に向けた取り組みが期待される。