令和元年第2回韮崎市議会定例会が開催された。
議長の宮川文憲氏は、開会の挨拶において、議員や執行部に感謝の意を示し、新しい時代の幕開けに当たる本議会において、さらなる発展を目指すことを強調した。
この日、議会事務局長の功刀重文氏が、4月に感謝状を贈られた田原一孝議員と守屋久議員への伝達を行ったことが報告された。田原議員には、その功績が評価されて感謝状が届けられ、その後、守屋議員にも同様の感謝状が伝達され、大きな拍手が沸き起こった。
市長の内藤久夫氏は、所信表明において、令和の時代の幕開けに伴い、韮崎市が一人ひとりの夢を大切にする街になることを願うと述べた。また、韮崎高等学校がサッカー競技で5年ぶりに県優勝し、さらに関東大会でも準優勝に輝いたことを引き合いに出し、地域の活性化に期待を寄せた。
さらに、内藤市長は、昨今の災害への対策や、地域の子育て環境、新たな文化施策についても言及し、特に「にらちびフェスティバル」開催に向けた準備を進めることを明言。子どもたちの教育機会の拡充や、文化芸術の振興に向けた取り組みについて具体的な計画を示し、理解と協力を求めた。
市の事業では、韮崎産ワインのブランド化や工業団地造成についても言及した。しっかりとした産業基盤と観光施策を実施し、地域経済を活性化させる方針を打ち出した。特に、地域文化の振興については文化芸術活動を支援し続けることが重要であると強調した。
次に議題に上がったのは会期の決定であった。
議会運営委員長の一木長博氏から、本定例会の会期を6月6日から6月24日までの19日間とするという報告があり、参加議員から異議はなく、その決定が確認された。
これを受け、議会は順次議案審議に入ることとなる。市長からの説明された案件は、様々な緊急性を伴うものであり、しっかりとした審査が期待される。今後の議会運営において、市民の期待に応える形で議論が進められることが望まれる。