令和5年6月12日、韮崎市議会定例会(第2回)が開催された。この議会では、様々な重要なテーマが取り上げられ、多くの議員から活発な質問が行われた。
中でも、一木長博議員による「遊具による事故防止について」の質問が注目を集めた。
一木議員は、近年の遊具による事故の報道を受け、子どもたちが安全に遊べる環境の整備が急務であるとの考えを示した。また、遊具の設置箇所や種類、保守点検の実施状況についての情報を求めた。これに対して内藤久夫市長は、市内の遊具設置場所が294基であることを報告し、最近の事故は発生していないと強調した。さらに、保守点検は専門業者が行っており、不備が見つかれば迅速に対応すると述べた。
次に、マイナンバーカードに関する質問も行われ、内藤市長は、申請率91.9%、交付率が83.3%であることを明らかにした。市長は、トラブルを防ぐために本人確認を徹底し、個人情報のチェック体制を強化していることを説明し、マイナンバーカードの重要性を強調した。
また、ふるさと納税の活性化を目指す取り組みも紹介され、人気アニメとのコラボレーションや市内高校生のメッセージを返礼品に添えるなどの施策が計画されている。さらに、若者と女性の活躍推進についても議論が交わされ、男女共同参画推進計画や教育現場での取り組みについても触れられた。
そのほか、自転車事故や森林整備の推進、道路整備に関する質問も行われ、地域の安全と生活環境の確保に向けた取り組みが強調された。
議会全体を通して、議員たちは韮崎市の未来を見据えた提案を行い、市民の生活向上に向けたさまざまな施策を協議した。特に高齢者や若者の社会参加が重要なテーマとして浮き彫りになり、今後の議論が期待される。