令和4年3月15日、韮崎市で第1回定例会が開かれた。議会はさまざまな議案を審議し、重要な決議が採択された。
主な議題の一つとして、韮崎市水防協議会条例の一部改正が挙げられた。内藤久夫市長が提案し、委員の数を増やし多様な意見を取り入れることが求められている。建設課の保阪昌春課長は、「特に女性委員の数を増やす目的もある」と強調した。
また、議案第36号に関しては、韮崎市監査委員の選任について議論が展開された。監査委員中嶋尚夫氏の任期満了に伴う後任者選任の件であり、市長は「議会の同意を求める」と述べ、異議なく原案通り同意された。
さらに、人権擁護委員候補者の推薦に関する3件の議案も上程された。内藤市長はそれぞれの候補者の紹介を行い、議会の意見を求めた。すべての議案は原案通り可決された。
議案の中には、議員報酬等の特例に関する条例が含まれており、長期欠席時の報酬減額について規定されている。この提案も異議なしで可決された。
また、インボイス制度に関連する意見書が提出され、シルバー人材センターの運営に深刻な影響を及ぼす可能性について議論された。金井洋介議員は、この新たな課題に対する適切な措置を求める意見書の提出を行った。
ロシアによるウクライナ侵略に対して議会は強く非難する決議を可決した。内藤正之議員は「米を挙げてこの請願を支持したい」と述べた。
最後には、財務常任委員会からの予算案についても報告があり、令和4年度予算が全会一致で可決される見込みである。議会は市政を支える重要な役割を果たし続け、地域の発展に貢献していく意向を示した。