令和3年12月13日、韮崎市議会第4回定例会が開かれ、地域の活性化や安全対策について議論が行われた。特に今回の議題では、韮崎駅前広場と新体育館の計画についての関心が高まっている。
市長の内藤久夫氏は、駅前広場のフラット化を含む整備により、市民と観光客が集まる賑わいの場とすることを目標にしていると述べた。市内で様々なイベントを開催し、地域経済を活性化させる必要性を強調した。特に、今後は駅を中心としたにぎわいの創出と、そのための施策が重要である。
次に、新体育館の建設についても議論がされた。新たな体育館は韮崎中央公園南側に位置するとされ、水害リスクに配慮した立地で計画されている。市が目指すのは、単なるスポーツ施設だけでなく、地域の健康増進や生きがいづくりに寄与することだという。また、将来的にはバスケットボール女子日本リーグなどの大会を開催することも視野に入れている。
一方、ドローンの活用の重要性も指摘された。特に、消防や災害時の効率的な状況把握としての役割が期待されており、建設中のドローンは撮影専用だが、状況確認などでの業務に役立てられている。今後は様々な場面でその機能を活かし、有効に利用する考えが示された。
また、健康支援に関する質問も行われ、特にがん検診の受診率が心配される。昨年度の検診受診者数が減少傾向にあることも踏まえ、市はさらなる啓発を行い、受診率向上を図ることにする方針だ。
最後に、地域の投票率向上に向けた提案もあった。市民の意識を高め、主権者教育を強化することが求められ、特に若年層の投票参加を促す施策の実施を求める意見が上がり、今後の展開が注目される。全体として、市民生活への影響を考慮した質の高いサービス提供が必要であるとの認識が強まった。