令和5年12月7日、韮崎市議会の定例会が開かれた。議会では、市長の所信表明を経て、重要な議案が審議されることになっている。
市長の内藤久夫氏は、議会の冒頭で、新型コロナウイルス対策や福祉施策について説明を行った。特に、市民生活課における不備による影響について謝罪し、再発防止策を述べた。
市長は、最近の地域イベントについても言及した。文田健一郎選手のパリオリンピック出場決定を祝うため、市役所に横断幕を掲げることを発表した。また、ヴァンフォーレ甲府のアジア大会初参戦についても期待を寄せた。
市長は、施策の一環として、地域の経済振興のために、起業支援の連携協定を締結したことを報告した。これにより、起業者に向けたよりきめ細やかな支援が可能になる。私は、この連携が地域にとって重要な変化となることを願いますと語った。
議会の会期は、今後19日間と決定された。これは、補正予算を中心に重要な案件が多く、それらの慎重な審議が求められているためである。このことについて議長の清水康雄氏も強調し、議員たちに慎重な審査を呼びかけた。
市長が提出した補正予算案には、特に社会保障に関する内容が盛り込まれている。具体的には、低所得世帯向けの臨時給付金を含め、各種支援策に重点が置かれている。市長は、特に「市民の声を大切にし、それに基づく施策を進めたい」と話した。
議会の終わりに際しては、午後10時36分に散会が宣告された。議員たちが新たな議会の始まりと共に、地域の課題解決に向けて活動する意思を示す場となった。今後の議論で、韮崎市がいかに発展していくのかが期待されている。