令和2年9月24日、韮崎市議会の定例会が開催され、議案審議が行われた。
日程に上程された主要な案件には、補正予算および決算認定が含まれ、多数の議案が全員一致で可決された。
特に、議案第72号から第79号までの令和2年度韮崎市一般会計補正予算は、執行部から報告された後、総務産業常任委員会からの委員長報告があり、全て原案通り可決されることが確認された。
財務常任委員会の浅川裕康委員長は、補正予算と決算についての審査結果を報告した。採決では、認定第1号に対して異議があったものの、最終的には全体での認定が行われた。
また、教育関連の重要な議案も審議された。小沢栄一議員は、教職員定数改善と少人数学級の推進を求める意見書を提案し、これも異議なく可決された。さらに、秋山祥司議員からは、新型コロナウイルスの影響を受けた地方財政の悪化に対する意見書の提出についても提案され、賛成多数で決議された。
選挙に関しては、御座石山恩賜県有財産保護組合の議員を指名推選で決定し、様々な地域からの候補者が選ばれた。
議長の宮川文憲氏は、閉会の宣告前に、議会運営に携わった市長や執行部への感謝の意を表し、議員自身も新たに導入したタブレット端末の活用に努め活発な議員活動への期待を寄せた。今回の定例会は、厳しい財政環境の中での重要な議論が行われたことが、地域にとって意義深いものであったと言える。
これをもって、次回の定例会に向けての準備が求められる中、韮崎市議会はその役割を果たしていく所存である。