令和2年6月15日に行われた韮崎市議会では、新型コロナウイルス感染症への対応や農業施策、大村博士生家の改修工事についての重要な議論が交わされた。
まず、新型コロナウイルス感染症に関する事項では、感染者受入れ施設の運営に関して北杜市の宿泊施設での経緯が報告された。患者受入れは事前の協議がなく行われ、県からの説明はあったものの、不安の声も多かった。この件に関し、春日市の市長である内藤久夫氏は、風評被害を避けるための対策として、自らの温かい配慮を強く述べた。
また、公共施設における感染防止策が各所で実施されていることも確認された。特に、発熱や咳のある人の立ち入りは制限されており、学校や市役所では入り口に注意喚起が張り出されている。市民の安全を守るため、より多くの対策を進める必要性があるとして、サーマルカメラの導入も望まれていた。
その後、大村博士生家及び土蔵の再生改修工事に関する計画が計画されていることが報告された。この計画は博士の功績を称え、歴史や文化を次世代に継承することを目的としている。新装なった施設は地域の交流の場となる見込みで、特に地域住民にとって利用しやすくする工夫がなされるという。
最後に、近年の農業施策についての議論も行われた。水稲栽培や果樹栽培など、地元の農業を支えるための施策に言及され、高齢化問題や後継者の不足が深刻化しているe状況下において、農地中間管理機構の利用促進が検討されている。市内には、農業委員会とも連携した効果的な相談体制の充実が求められている。
市は、これらの課題に対して一つ一つ対策を講じていく考えを示し、市民生活の向上を目指す姿勢を強調した。特に、教育現場や農業施策において地域との協力を促進し、持続可能な社会を築く重要性が再認識されたことが、報告のひとつとして挙げられた。今後の施策展開が期待される。