令和5年6月14日に開催された韮崎市議会定例会では、様々な議案と報告が上程された。
注目されたのは、議案第49号の令和5年度韮崎市一般会計補正予算(第2号)である。内藤久夫市長は、補正予算額を5億4,462万6,000円と提案し、財務常任委員会での審査を求めた。
続いて、内藤市長は議案第50号として、韮崎市印鑑条例の一部改正についても説明した。これは、マイナンバーカードの機能を利用し、スマートフォン等から印鑑証明書を交付可能にするためのものである。市民生活課長の望月和明氏が具体的な改正内容について補足した。
さらに、議案第51号の韮崎市手数料条例の一部改正も説明された。こちらは、前述の改正に合わせた手数料の整備を目的としており、特に移動端末での証明書交付に関連する内容が盛り込まれている。市民生活課長は、交付手続きの合理化を強調した。
また、議案第52号において税条例の改正も提案された。この改正は、地方税法の改正へ対応するもので、個人市民税や法人市民税などに関する重要な改定を含む。税務収納課長の清水秀樹氏は、具体的な変更点と影響について詳細を説明した。
重要な議案の一つである議案第53号では、韮崎市営総合運動場の夜間照明設備撤去及び新設事業の請負契約変更が提案された。市長は、契約金額を1,958万円増額し、合計2億9,700万円になることを説明した。この改定は、高圧受電設備の老朽化によるものであり、継続的な安全性確保を図るものとも言及された。
市長は、これらの施策を通じて、地域の持続的な発展を目指していることを強調した。
議会は18日まで休会し、次回は19日午前10時から本会議を再開し、議案審議が行われる予定である。市民からの意見や提案も引き続き求められている。