令和3年第7回下松市議会臨時会が8月12日に開催された。
議事の中で、動産の買入れに関する議案と公民館講堂改築工事の請負契約について重点が置かれた。
最初に、國井益雄市長が議案第46号に関して説明を行い、GIGAスクール用端末の購入を提案した。
購入予定の端末は、小学校1、2年生の児童分と、中学校の新年度生徒増加分を含む。契約金額は5,759万2,997円であり、リコージャパン株式会社と契約することが見込まれている。
議論の中で、磯部孝義議員から納期や初期準備作業について質問が寄せられ、教育部長の河村貴子氏が回答。
彼女は、新型コロナウイルスによる需給逼迫を背景に、10月末までの納品を予定していると述べた。
また、環境整備や教員・ICT担当指導員への負担軽減について、昨年度のサポート体制を踏まえて進める意向を示した。
次に、議案第47号、花岡公民館講堂改築工事の請負契約について、國井市長が説明した。
契約相手として株式会社中山組が選定され、契約額は3億3,660万円である。
工事の安全確保や駐車場の利用制限、避難所としての指定など、様々な質疑が議員から交わされた。
安全確保には万全が期されるとの原田建設部長のコメントもあり、実際の運用については周知徹底が求められる。
g部長の河村貴子氏は、駐車場の使用状況や代替施設の確保についても触れ、工事期間中の不便を市民に訴えた。
両議案は質疑を経て、最終的に異議なしで可決され、議会は閉会した。今後の課題として、工事進捗管理と市民への情報発信が重要視される。