令和4年第5回下松市議会定例会が開かれ、補正予算などの議案が審議された。
日程第1では、令和4年度下松市一般会計補正予算(第2号)が議題となり、同補正予算は歳入歳出計3億7448万9000円を追加するものである。これにより、補正後の予算総額は229億14448万9000円になる。
補正予算の財源には、国庫支出金や県支出金、繰入金、諸収入及び市債が充当される予定だ。また、議長の金藤哲夫氏が議題を進める中、総務教育委員長の堀本浩司氏が報告を行った。委員会での主な質疑では、民間保育費の処遇改善に関する疑問が除かれた。これに対し、国の方針に基づき、来年度も処遇改善を継続する見込みが示された。
次に、子育て世帯への生活支援給付金についても質疑が行われた。対象者への周知は、市広報、ホームページ、アプリを通じて行われるとのことだ。感染症予防費に関するワクチン接種についても説明があり、集団接種の実施が検討される予定であることが報告された。
また、恋ケ浜緑地公園整備事業についての質疑もあり、この事業は3か年計画で進められ、詳細設計が行われることが話し合われた。ユニバーサルデザインの観点から、障害者や高齢者の視点を取り入れた公園づくりが強調された。
続いて、小学校給食センターの運営費や、誘客イベント開催事業に関する質疑もあり、食材費や電気代の物価高騰の影響についての懸念が示された。国の補助金を活用しながら対応していく方針が伝えられた。
採決では、議案第30号は全員異議なく可決され、補正予算が承認された。日程第2の閉会中の継続調査についてと日程第3の議員派遣に関しても異議なしで承認された。議会は午前10時19分に閉会した。