下松市では市民武道館の安全確保が重要な課題とされており、先日天井が剥落する事故が発生した。この事故は安全管理の必要性を再認識させるものであった。市は早急にアスベスト調査を行い、含有は確認されなかったものの、利用者への影響を最小限に抑えるため、下松高等学校の武道場を利用できるようにした。
。本市の市民武道館に関する今後の方針は、長寿命化計画に基づき、施設の安全性を第一に検討することとしている。特に、天井修繕を完了した後は利用の再開を予定しており、これに伴い利用団体へは情報を逐次伝えていく考えである。今後の方針については重要な決定をするための会議を再開し、利用者の声を反映させていく必要がある。
また、安全安心なまちの実現に向け、下松駅の駐輪場についても市民の不安が高まっている。令和2年度の自転車盗難件数は30件、このうち8件が北口駐輪場での発生であった。同市では、警察と連携し、定期的な安全啓発活動を行い、利用者へ防犯意識を促している。市は、高校生に自転車の施錠の重要性を周知し、改めて安全確保に取り組む方針を示している。
さらに、道路整備や歩行者・自転車の安全通行を確保するための取組を推進することが必要である。特に国道を利用する際の危険が増しつつあるため、長期的な見越しが求められる。また、積極的な地域の方々との協力による環境整備も重要である。
地域住民や利用者とのコミュニケーションを通じて、より一層安全で安心なまちづくりを目指す必要がある。行政からも意見を受け入れ、市民の声に耳を傾けていくことが重要であり、市長もこの点を意識しながら取り組む姿勢を見せている。市民とともに、今後の武道館の在り方を真剣に考えていくことが求められている。