令和2年6月18日の第5回下松市議会で、コロナ禍の影響とその対応策に焦点が当てられた。
議員からは、新型コロナウイルス感染拡大による市内経済の影響について詳細な質問があり、特に飲食業や宿泊業に顕著な売上減少が指摘された。
また、新学期の開始により学校の行事や授業再開に関する懸念も表され、子供たちが求める「安心できる環境」の重要性が強調された。
さらに、妊娠や子育てに関する不安解消の必要性も浮き彫りとなり、母親学級や健康診査の開催が求められた。特に、オンラインでの保健指導の導入を期待する声が上がった。
コロナ禍での高齢者の健康維持や孤立防止策についても議論がなされ、特に民生委員の役割強化が提案された。
市長は、今後の経済復興に関しても強い意志を示し、「ピンチをチャンスに変える知恵」が大切だと述べ、市全体で困難に立ち向かう姿勢を見せた。そこに市民の協力を求め、希望を持ってもらえるように市としてサポートしていく姿勢が強調された。
また、市長は予算の使い道に留意し、特に市民生活を支えるために工夫を重ねていく考えを示した。
集団健診や育児交流の場の重要性を再確認する中、今後は国の支援を基にした施策の活用が期待されている。