令和5年9月21日、下松市議会は第5回定例会を開催した。
主な議題は、令和5年度一般会計補正予算(第4号)である。
この予算の変更は、歳入歳出予算にそれぞれ8億1,492万1,000円を加え、補正後の予算総額を241億9,797万9,000円にすることを目的としている。
財源は地方特例交付金、地方交付税、国庫支出金などを活用する計画である。
企画総務委員会の委員長、堀本浩司氏は議案の経過および結果を報告した。
質疑では、人口減少対策分析について自然動態減少への対策も含められるかと問われ、現在は社会増に向けた対策に特化しているとの回答があった。
また、地域公共交通計画推進業務に関する議論があり、デマンド型乗合タクシーの実証実験に向けた便数の増加が求められた。これに対し、運行ダイヤは既存のバス路線を考慮して設定されることを強調した。
おむつ処分にかかる改修整備事業についても議論となり、保育士の業務が軽減されるとの見解が示されたが、保護者の負担軽減として捉えられている。
また、公共施設の利用状況について、必要に応じて協議を重ね、学校施設の利用が検討されている。
公集児童の家の設計業務の進捗が報告されたところ、開所までの待機期間をどう考えるかも課題に上がった。
議論の結果、令和5年度下松市一般会計補正予算は全員異議なく可決され、次に選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、相本尚志氏らが当選した。
閉会中の継続審査も合意のもと進められることが決定された。
議員の派遣に関する議題も特に異議なく進行した。
今回の議会では、人口減少対策、公共交通の推進、教育環境の改善、そして選挙管理委員の選出と多岐にわたるテーマが議論され、今後の展開が注目される。