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下松市議会、補正予算の可決を受け公共交通再編と福祉施設整備を強化

下松市議会は、一般会計補正予算を可決。公共交通改革や福祉施設整備に注力し市民生活向上を目指す。
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令和6年6月26日、下松市議会において第4回定例会が開催された。議題では、令和6年度一般会計補正予算(第2号)が中心となり、その詳細が議論された。

議案第31号に関して、企画総務委員長の中谷司朗氏が報告を行った。この補正予算では、歳入歳出それぞれに約2億2,244万円が追加され、予算総額は243億3,543万円となる見込みである。財源の調整には、国庫支出金や市債が活用される。

議会内では、議員報酬の見直しについても議論が交わされた。岡田茂好議員は「議会で大切な議論が行われていない」と指摘し、報酬改定について議論の場を設けるべきであると主張した。一方、山根栄子議員は「報酬は市特別職報酬等審議会の答申に基づくもの」と述べ、賛成の立場を強調した。

公共交通対策における進捗も話題となり、特に笠戸島地区でのバスの実証実験の成果を踏まえた再編案が求められる。この点について、企画財政部長の中山昇氏は、新たなプロジェクトチームの設置や再編方針の示唆を行い、早期の実施を目指していると述べた。

また、地域福祉拠点施設整備事業に関しても意見が交わされた。議員らは建設計画地における浸水リスクを危惧しており、多くの議員が安全性の確保を求めた。基金の利用についても、今後の議論において周到な検討が必要との発言が相次いだ。

この度の補正予算には、環境対策や地域福祉の向上に向けた施策が含まれており、市民の生活向上に寄与すると期待されている。討論の結果、議案第31号は賛成多数で可決され、今後の施策実行が強調された。

最後に、議員派遣についても確認がなされ、来る7月の懇談会等に全議員を派遣することが決定した。これにより、議会運営の透明性が一層高まることが期待される。

議会開催日
議会名令和6年6月第4回下松市議会定例会
議事録
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