令和5年12月4日、村山市の定例会において、多くの重要な議題が取り上げられた。
議員たちは高齢者に優しいまちづくりの重要性を強調した。
田中正信議員は市内の高齢者が40%を超える現状を受けて、健康増進や介護予防の施策推進を求めた。
市長の志布隆夫氏は、「高齢者が安心して暮らすためには、健康、生活環境、介護支援を充実させる必要がある」と答えた。
次いで、産業振興がテーマとして上がった。
吉田創議員は村山市の産業環境が厳しいとし、エネルギー危機や物価高騰についての対策を強く要望した。
受けた市長は、「農業、工業、建設業の振興に向けて、県や国と連携して必要な支援を行う意向を示した」と報告した。
また、市の防災対策についても議論がなされた。
阿部正任議員は10月の防災訓練の評価を述べ、地域住民の参加を促す取組みが必要と指摘。「自助と共助の強化が今後の課題」と語った。
防災対策課長は訓練後のアンケート結果から、住民の参加意識が高まったことを明らかにし、今後の訓練に地域特色を反映させる意向を述べた。
さらに、村山市では介護保険事業計画の策定が進められている。
森直也議員は第9期計画への検証結果の反映を期待し、福祉課長は「介護サービスの質の向上が重要」と語った。
市では、介護職員の処遇改善に努力する意向も示されている。