令和3年6月の定例会では、市政や地域活性化についての一般質問が行われた。
特に注目すべきは、楯岡商店街の復興に関する議論である。菊池貞好議員は、近年の商店街の衰退について言及し、原因として商店街事業者の高齢化や人口減少を挙げた。商店街の活性化に向けて、市が提案する市街地活性化基本構想の策定に期待を寄せていた。これについて、建設課長は、2030年までの中期計画を政府とともに進め、中心市街地の再生を図ると強調した。
また、今後オープンする「LINK MURAYAMA」についても、地元商業の活性化に寄与する施策と位置づけられており、菊池議員は商店街との相乗効果を懸念しながらも期待を寄せていた。政策推進課長は、雇用の場を創出するこの施設の利用者が商店街と連携十何秒回遊することが重要であると説明した。
この他、災害時の対応についても議論が交わされた。市長は、昨年の7月豪雨を受けた教訓をふまえ、今後の取り組みに意欲を示した。特に、災害時の情報伝達網の強化について、総務課長は新たに防災専門員を配置し、システムの強化に取り組む方針を示した。
市は、市民の安全を守るために、積極的に意見を聞き、必要な防災計画を見直す作業を進めると言及した。最近、村山市では特に若年層向けのオープン講座と連携したイベントも企画されており、地域の防災意識を高めることに貢献している。このように、地域に根差した活動が盛んに行われ、各問題に対する解決策が模索されている。在籍議員たちはそれらの取り組みに対して、市町村としての改善と進展を期待している。
最後に、農業委員会委員の選出については、副市長が基準の透明性と公正性を担保する重要性を強調した。今後市がどのようにその評価基準を整備していくかが注目されある。