令和元年第2回村山市議会定例会が、令和元年6月14日午後2時30分に開幕した。
本会議では、重要な議題が多数上程され、特に条例案12件に対する討論と表決が大きな焦点となった。
まず、表彰状の傳達が行われ、川田律子議員と佐藤昌昭議員の功績を全員で称えた。両議員は全国市議会議長会定期総会での功績が認められ、表彰を受けた。
次に、常任委員会付託事件について各委員長から報告がなされ、特に総務文教常任委員長の大山正弘議員は、地方公務員法改正に基づく会計年度任用職員関連の条例に関する重要性を強調した。さらに、消費税引上げに伴う条例案に対する意見も多数出た。中里芳之議員は、消費税増税が経済に与える影響について懸念を示し、特に消費者の生活に対する痛手を指摘した。
その他の内容では、消費税導入に伴う市の公共料金の上昇に対しての意見が分かれる中、賛成意見もあり議第38号の条例案が賛成多数で可決されたことが報告された。続いて、その他の条例案も全会一致で可決される中、補正予算に関する質疑も行われ、新たな施策に向けた議論が活発化した。
特に補正予算の中では、クアハウスのトイレ改修に際し、ベビーチェアやおむつ交換台の設置についての議論が交わされ、地域のニーズに応える取り組みが期待された。
また、教育委員会委員の任命についての議題では、志布隆夫市長が新人事案を提案した通り、議員の同意を得る形で進められた。この提案を受けて、大内敏彦氏が教育委員会委員に任命されることとなった。
最後に、今回の会議は全体の整理が行われ、無事閉会となった。議会終了の際、市長からは、議員への感謝の言葉とともに、今後の市政運営への協力を呼びかける挨拶が行われた。市民の声を反映し、持続可能な自治体運営を目指す姿勢が強調され、今後の活動が期待される。