令和3年12月2日、村山市の定例会にて、市政に対する一般質問が行われた。主要な議題にはスポーツ振興やドクターヘリの運用、防犯対策、公共施設の管理、外国人の対応、高齢者への支援など多岐にわたる。
質問の中で、細矢清隆議員は、スポーツ振興の一環として体育施設の指定管理者が新たに選任されたことに言及。今後半年間の活動状況について、市長や教育長に確認を求めた。市長は、活動報告を基に順調に進める方針を述べたが、まだ計画通りの進捗が不足しているとの声もあった。
次に、ドクターヘリについて細矢議員が冬期間の利用状況や着陸場の除雪体制について質問。消防長からは、冬期の気象条件により運航が制限されることが説明され、適切な除雪や体制の重要性が強調された。議会での議論では、地域での救命活動の重要性が再認識された。
吉田創議員は、公共施設の管理について質問。著しい人口減少が進む中、公共施設を持続的に管理・運営する方策として今後の市役所の組織体制を注視する必要性を訴えた。また、在住外国人問題にも触れ、地域住民とのコミュニケーション強化を求めた。
高齢者にやさしいまちづくりの観点から、田中正信議員は、地域福祉の観点から高齢者同士の支え合いを促進する施策の提案を行った。また、認知症高齢者の見守り用シールの製作や、介護支援ボランティアポイント事業の推進にも言及し、具体的な施策を市長に求めた。
村山市の現状を見据えた多様な提案の中で、共生社会の実現に向けた議論が展開された。市民の声を拾い上げ、地域の活性化や次世代に向けた魅力的なまちづくりへの熱意が表明された。担当地域とのつながりを強化し、全市で共に助け合う姿勢が、一層強化されることが期待されている。