令和3年3月の定例会では、新型コロナウイルスに関するさまざまな対策が議論された。最初に市長は、過去からの経験に基づく現在の感染症対策の重要性を強調した。特に、感染者が出た際の迅速な情報発信や市民の覚悟に感謝の意を示した。
ワクチン接種の方針については、保健課長が説明を行った。接種は主に集団接種形式となるが、個別接種の必要性がある場合にはかかりつけ医での対応も想定されている。接種券の発送は3月下旬を予定しており、具体的な接種スケジュールは国からのワクチン供給の状況によって変動する可能性がある。
学校統廃合に関する議題では、子どもたちの権利と意見の尊重の重要性が強調された。教育長は、アンケートによる子どもたちの意見の集約を行い、その内容を考慮に入れる必要があると認識しているが、最終的な判断は大人たちによるものであることを指摘。統合後の教職員数の減少についても懸念が示された。
生活保護制度に関連して、福祉課長からは「生活保護のしおり」を見やすくするための改善が進行中であると報告された。特に、生活保護に対する社会の偏見を無くすためには、利用しやすい情報提供が必要であると認識されている。
また、国民健康保険税の子どもの均等割廃止の動きについても言及があった。岳南市における具体的な統計や支援施策の推進が必要であるという意見が集まり、今後の議論が期待される。
最後に、最近の豪雪についても報告があり、多くの農作物への被害が確認されている。政府や県からの支援策を受けて、迅速な復旧を図るための取り組みが進められている。