令和元年9月5日の村山市定例会で、様々な重要な問題が扱われた。特に、医療費無料化と高齢者の熱中症対策が注目を集める中、市内での医療費無料化の拡充に関する議論が続いた。
新しい政策として高校卒業まで医療費の無料化が求められる中、志布市長は県の動向を見てから考えるとし、市内の子どもたちへの影響を懸念する発言もあった。市民からの声では、医療費の負担が大きいことが指摘され、無償化の必要性が強調された。
特に、議員の川田律子氏は、高校卒業までの医療費無料化の意義を訴え、医療費の負担軽減が子育て環境の改善につながることを指摘した。川田氏の発言では、高校卒業までの医療費を無償にすることが、少子化対策や地域の未来への投資であると強調された。
また、養護老人ホームにおけるエアコンの設置状況についても徹底的に問われ、現状では居室にエアコンが全く設置されていないことが明らかになった。高齢者が多く入所しているこの施設でのエアコン設置を巡って、市長は民間事業者の管理に対して基本的な考えを述べた。市の補助金や助成制度を完善させる余地があるのではないかとの議員からの提案には、応じても良いとの回答もされた。
市民環境課長の大戸氏は、プラスチックごみのリサイクルについて、地域住民の協力を得て分別収集とリサイクルを進めていることを報告した。他の市との比較でも市民参加型の取り組みを強め、更なるリサイクル率向上を目指す意思を示した。
さらに、下水道料金についても多くの市民から異議が上がり、村山市の水道料金と下水道料金のバランスについて市長に対し質疑がなされた。市長は、下水道会計の現状や運営の健全性を保つ重要性を述べ、市民サービスの向上を考えて良い方法を模索することが必要であると答えた。