令和元年12月13日、村山市議会において第5回定例会が開かれた。
本会議では、条例案や補正予算案など数多くの議案が審議され、各常任委員会からの報告が行われた。
特に、常任委員会付託事件の審査結果が注目されており、総務文教常任委員長の高橋菜穂子議員は、3件の条例案について報告を行った。
議第80号の条例案は、村山市公共下水道事業と農業集落排水事業に地方公営企業法を適用するもので、公共サービスの適正な運営が期待されている。これに加え、議第81号は成年被後見人等の権利の制限に係る措置を適正化するための改正を行う。
高橋委員長は、「経営見通しを踏まえた計画的な事業運営が必要」と述べており、今後の計画的な経営強化についての意見が多く寄せられた。
産業厚生常任委員会でも報告が行われた。委員長の矢萩浩次議員は、次期食料・農業・農村基本計画に関した請願に賛同した。この請願に対し、「国産農畜産物の安定供給のためにも、具体的な施策を計画に反映させる必要がある」と強調した。
これに関連して、議案の採択も相次ぎ、補正予算案の議論も行われた。議第92号では、村山市一般会計の追加補正が提案され、131億7,294万5,000円となる見込みだ。
補正予算案の内容には、特別職の期末手当や一般職の給与費の追加などが含まれ、歳入は前年度の繰越金を当てる計画だ。
最後に、意見書についても採決され、全会一致で通過した。志布隆夫市長は、「今後も市民が安心して生活できる環境を整えていく」と述べて締めくくった。議会は、本会議のすべてを終了し、村山市のさらなる発展に向けて進んでいく。