令和元年9月20日に開催された村山市議会第3回定例会では、様々な議案が審査された。
決算特別委員会による報告があり、特に平成30年度決算9件について認定が行われた。
決算特別委員長の森 一弘議員は、各分科会での審査内容を詳述した。地方自治体の施策の適正な執行と市民サービス向上を図るための評価がなされた。
また、常任委員会からの条例案の提案もあり、議第61号の村山市監査委員条例の一部改正案については意見が交わされた。
監査機能の独立性については、議選監査と識見監査の違いに関連して意見が分かれた。反対討論を行った中里芳之議員は、議選監査を撤廃することが監視機能の低下を招くと懸念を示した。
賛成派として意見を述べた矢萩浩次議員は、専門的監査委員の必要性を強調した。
続いて、議第68号から70号までの一般会計補正予算に関する質疑も行われた。
高橋菜穂子議員から、保育料無償化に関連する補助金について具体的な質問が寄せられ、子育て支援課長が回答した。補助金が対象となる世帯や子の数についての情報が提供され、制度設計の改善が求められた。
さらに、教育委員会からは、教職員定数改善や義務教育費の国庫負担率について意見書が提出された。海老名幸司議員は、教育環境の整備が求められていると訴え、この意見書が全会一致で採択された。
この会議での各議案が原案通り可決されたことを受け、志布 隆夫市長は議会への感謝を述べ、今後の市政運営に反映させる意向を示した。