令和4年第4回村山市議会定例会が行われ、主に条例案や補正予算、請願に関する審議が行われた。
市議会では、議第33号および議第34号の条例案が全会一致で可決されることとなった。
これらの条例案は、村山市職員の服務の宣誓を改正し、行政手続きの効率化や税制の整備を図るものである。特に、税制改正に伴う住宅借入金特別税額控除の延長や所得税制の整備が注目される。
また、議第35号の補正予算についても全議員の賛成により可決された。この補正予算は、地方自治体の財政運営に重要な影響を与える内容で構成されている。
一方、請願については、「消費税率5%以下への引き下げ」を求める請願や、「消費税インボイス制度の実施中止」を求める請願が提出された。
中里芳之議員は、消費税減税の必要性や現在の物価上昇に対する政府の政策について強い批判を展開した。
彼は、賃金が上がらない現状に加え、今後の政策において消費税減税の実施が不可欠であるとの考えを明言した。
また、インボイス制度に関しても、免税事業者やフリーランスへの新たな負担が拡大する懸念が示された。彼は、消費税が生活を圧迫している現状が改善されることが必要だと強調した。
結局、請願第2号と第3号は賛成少数で不採択となり、請願第1号は全会一致で採択された。この結果、農業に対する国の支援を求める意見書が提出されることになった。
最終的に、議会は円滑に運営され、多くの改正案や請願が審議された結果、一定の成果を上げた形で閉会となる。
市長の志布隆夫氏は、議会における全ての議案が可決されたことに感謝の意を表し、市政運営への協力を求めた。議長の秋葉新一議員も、議会の運営に関与したすべての議員に感謝の意を示した。