令和4年11月2日、村山市議会の臨時会が開かれた。
初めに、議長の秋葉新一議員が会議を宣言した。出席議員は16名であり、定足数に達していた。
日程にしたがって、会議録署名議員として高橋卯任議員、矢萩浩次議員、大山正弘議員が指名された。
続いて、会期の決定が行われ、本臨時会は1日の会期とすることに異議がなかった。
その後、事務局長の齋藤武氏が、市長からの専決処分について諸般の報告を行った。
議案として、令和4年度村山市一般会計補正予算が上程された。
志布隆夫市長は、コロナ経済対策として電力、ガス、食料品価格高騰対策のための追加3億664万8,000円を含む補正予算について説明した。
これにより、総額168億8,376万4,000円となることが示された。
補正予算の内訳には、生活応援商品券やワクチン接種事業に対する支援も含まれており、特に消費を喚起する施策に重点が置かれた。
次に、原田和浩副市長が詳細な財源計画について補足説明を行った。
今回の補正は、物価高騰と新型コロナウイルスに起因する生活支援が主な目的である。
菊池貞好議員は、過去の補助金事業の利用率の高さに言及し、今後も継続的な支援を望んでいると述べた。
質疑では、中里芳之議員が物価高騰に対する対応について評価しつつ、さらなる支援を求める意見もあった。
市長は、「できる限りの支援を行いたい」との考えを示しており、国に対する要望も視野に入れている。
議第54号の補正予算について、全ての議員が異議なしで採決を経て可決された。
最後に、志布市長は感謝の挨拶を行い、議員や市民に対する協力を求めた。
議長からも地域の活性化への期待が述べられ、会議は10時32分に閉会した。
今後の支援策が円滑に実施されることが期待される。