令和2年第2回村山市議会臨時会が開催され、コロナ対策に関する重要議案が承認された。特に、村山市の経済対策としての緊急補正予算が注目を集めている。
市長の志布隆夫氏は、提案理由の説明で、経済状況の厳しさを強調した。新型コロナウイルスの影響で売上が減少した市民に対し、特別定額給付金や緊急経済対策が実施される旨が説明された。特に、議案第30号の一般会計補正予算には、子育て世帯への臨時特別給付金などが含まれ、事業者支援及び市民生活の安定が狙いとされている。
議第28号では、専決処分により新型コロナウイルス対策関連経費が即座に組み込まれることが求められた。これに対し、矢萩浩次議員から教育現場での衛生対策についての質問があり、学校教育課長の片桐氏が具体的な対応を示した。非接触型の体温計や消毒液などが配備され、教育現場での感染防止策が講じられるとのことだった。
議第29号の国民健康保険条例改正案も承認され、感染した被用者に対する傷病手当金の支給が強化される。中里芳之議員から、被用者だけでなく自営業者への支援策が求められるといった意見もあったが、保健課長は法律上の制約を説明した。