令和4年3月23日、村山市で定例市議会が開催された。
本会議では、令和4年度の村山市一般会計予算案や条例案に対する討論と採決が行われた。
特に、一般会計予算案は姉妹都市であるロシアのヤクーツク市との交流に関連する予算が含まれ、議員から強い反発があった。
予算特別委員長の高橋菜穂子議員は、ロシアのウクライナ侵略にも触れ、「姉妹都市交流事業の予算は市民の理解が得られない」と強調した。
市議会はこれを受けて、ヤクーツク市代表団の訪問に関する全ての予算執行を見合わせる決議を採択した。
また、総務文教常任委員会からの報告では、村山市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び育児休業条例の改正があり、新たに不妊治療のための休暇が設けられることが通知された。
委員長の矢萩浩次議員は、新たな条例改正が必要だと述べ、これによって職員が安心して妊娠、出産、育児に取り組む環境が整うことを期待している。
加えて、産業厚生常任委員会の細矢清隆議員が、碁点リバーサイド地区交流促進施設の条例改正について報告した。
この改正は、施設の名称変更を含むもので、新たなアウトドアレジャーの需要に対応するため引き続き考慮されている。
そのほかの議案にも、全ての議案が原案通り可決され、議会は円滑に進行した。
新たな副市長の選任や教育委員会教育長の任命も無事に同意され、志布隆夫市長は市議会に感謝の意を表した。
会議は次の活動に向けた確認の場ともなり、最後に秋葉新一議長が全ての議案が可決されたことに対し感謝の言葉を述べた。